大雨で延期になった1学期終業式
本来は、先週26(金)で1学期が終わる予定でした。
ところが、あの大雨による災害。25(木)は、一斉下校となり、子ども達は保護者の方に引き渡しをすることになりました。学校の体育館は避難所となり、多くの方が不安な夜を過ごしました。
本校のすぐ近くには、「最上川」が流れています。県内を縦断して日本海に合流する大河です。本県の歴史、経済、産業、交流、観光…あらゆるところに大きな影響を与えている山形県の「母なる川」です。
この最上川が、最上地方で氾濫を起こし、大きな災害をもたらしました。本市・本学区でも氾濫危険水位を超え、避難指示が出されました。「これまでに経験したのことのない・・・」というフレーズが、近年よく聞かれるようになりましたが、その言葉を実感させられる状況でした。
川だけでなく、用水路を含めた小さな支流があふれたり、地盤の低いところで冠水したり・・・。学校周辺の道路も冠水し、通行止めになりました。
幸い、26(金)の夕方にはだいぶ水が引き、避難指示が解除。本学区では大きな被害もなく、本日29(月)に終業式を無事実施することができました。
とはいえ、県内では、パトロールに出かけた警察官の方が2人亡くなられたり、床上・床下浸水の被害を受けたり、土砂崩れに巻き込まれたりと、大変な状況もあります。被災された皆様に心からお悔やみ申し上げます。
もう2~3日は、天候不順が続くという予報が出ています。梅雨が明ければ、暑さが心配されます。何をおいても「いのち」を大切に、充実した夏休みを過ごしてほしいと思っています。
1学期の終業式では、各学年の代表と生徒会代表の生徒が、「1学期をふりかえって」の意見発表をしてくれました。
・四中フェスタで、クラスのみんなで楽しめたこと
・自分やチームの目標達成のために全力を尽くした部活動のこと
・苦手克服に力を注いだ勉強のこと
・修学旅行で貴重な体験ができた喜び、クラスを越えた仲間との思い出
・校則見直し活動で、いろいろな視点から考えることに取り組んだこと
などなど、自分や学年・学校のことを振り返って、思ったこと・考えたことを発表してくれていました。
中には「困ったときは、世の中に向かって自分の声を発信することの大切さを学んだ。」という生徒も・・・。これは、修学旅行で国会を訪れた際、本市出身の国会議員さんに言われた言葉だったそうです。自分の考えをもつこと、そして、自分の思いを伝えること、とても大切なことです。
自分の思いを伝えるという中には、相談することも入ります。長い夏休み、困ったときには声を出してください。相談先は、生徒指導だよりやnote内の記事にも掲載しています。
2学期、素敵な笑顔のみなさんに再会できることを楽しみにしています。